REIT(不動産投資信託)ってどんなもの?(2020.3.31福田)

■■REIT(不動産投資信託)ってどんなもの?

買い方、利回り、メリット、デメリットまで■■

 

ご質問

32歳の女性です。将来に対する備えを本気で考え始めています。REIT(リート)というものが不動産に関する投資だと何となく知っていますが、中身や買い方が良くわかっていません。メリットやデメリットも含めて、REITがどんなものなのかを教えてください。

 

REITとは?

REITとは「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金を不動産へ投資して、そこから得られる売買益や賃貸収益を投資家に配当する商品です。一般的なREITは、不動産投資法人という特別な法人を介して、不動産への投資や運用を行なっています。投資家が買う投資証券は、この投資法人が発行しています。

REITはどこで買える?

投資証券は、株式と同じように市場で売買されています。投資証券は証券会社を通じて買うので、証券会社に口座を開設する必要があります。REITの時価総額は、2019年9月に17兆円を超えており、63銘柄があります。銘柄ごとに投資対象が異なり、オフィスならオフィスと単一用途に特化した商品と、オフィスや住居などの複数用途に投資する商品があります。

◆メリットとデメリット

REITは不動産の賃料収入が主な分配金の原資となるため、長期で安定した収益が期待できます。2020年の1月7日現在で、分配金の平均利回りは3.58%です。一方で、もちろんリスクもあります。不動産の売買市場や賃貸市場からの影響を受けるほか、金融機関からも資金を借り入れるので、金利が上昇すると収益が減ってしまうなどのリスクを知っておいてください。

 

 

 

 

 

不動産投資には、自分で不動産を購入して収益を得る「直接投資」という方法もあります。うまくいけば収益は大きいのですが、その分リスクも大きくなります。REITとの主な違いを示したのが上図です。比べてみると、REITの特徴をより理解できるかと思います。

 


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