一昨年より新型コロナウイルスの影響で多くの祭りが中止となりました。その中でも長野県諏訪大社の御柱祭は7年に1度開催されており今年がその年となっています。御柱祭の正式名称は「式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)」と言います。式年造営で連想するのは、伊勢神宮に代表される「式年遷宮(しきねんせんぐう)」かと思われます。
これは20年ごとに社殿を造り替え、神様に新しいお住まいに遷(うつ)っていただく一連の儀式で、ある解釈によると再生と永遠、気分一新ということかと考えられます。御柱祭もその流れを汲んでいて、諏訪大社の四つある社(やしろ)の四隅のために計16本の木材を山から曳(ひ)き出して新造するようです。永遠につながる再生へのお祭りを、今だから願うのがよいのではないでしょうか。保険にも同じような思想があり、大事な人のための保険は、その人にとどまるものではなく、次の世代につなげる意志の表れだと思います。