肺がんの基礎知識と治療について リスク要因や検査・治療費などを見てみましょう

28歳の男性からの質問です。昨年、父親が肺がんになりました。幸い早期発見だったので、
大事に至らずに済みました。
ふと思ったのですが、一般的に肺がんの治療費ってどのくらいかかるのでしょうか?
かなり高額になるイメージがあります。

◆肺がんのリスク要因

肺がんの主なリスク要因は、「喫煙」とされています。
また、周りの人が吸うタバコの煙にさらされる「受動喫煙」もリスク要因となります。
肺がんにはその他にもさまざまなリスク要因があり、アスベストという物質を吸いこむことや
大気汚染も肺がんの発症リスクを高めます。
発症リスクを下げるには、タバコや有害物質から身を守ることが有効です。

◆がん検査について

一般的に肺がん検診では、主に胸部X線検査や喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)などが
行なわれます。
検査の結果「要精密検査」と判定された場合は、必ず精密検査を受けてください。
症状がないからと自己判断するのは危険です。
治療法は、進行度や全身状態、他の臓器の機能などを総合的に見て判断されます。

◆医療費明細の一例

肺腺がんを例に、一般的な治療費の目安を確認してみましょう(下表参照)。
入院期間は、18日間とします。
医療費総額は121万500円で、患者負担額が3割の場合は36万3150円。
プラス食事標準負担額2万3030円で、患者負担額の合計は、38万6180円となります。
これらの他に、差額ベッド代や寝具料などが必要になる場合もあります。

がんを早期発見するには、定期的ながん検診や人間ドックの受診が大切です。
早期であれば治癒の可能性が高く、身体的・経済的負担も少なく済みます。
また、高額療養費制度が適用されれば、さらに自己負担額を軽減できます。

広報担当

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